排煙脱硫 とは、排ガスやその他の産業廃棄ガスから硫黄酸化物(SO₂およびSO₃)を除去するプロセスを指す。この技術は、環境汚染を抑制し、大気の質を改善する上で重要な役割を果たしている。しかし、排煙脱硫システムは長期運転中に腐食の問題に直面する。そのため、効果的な防錆対策が不可欠である。
I.工法の概要
ガラスフレーク樹脂防錆材は、分散したガラスフレークを粘性のある樹脂と混合し、ペースト状にしたものである。塗布工程は、建築物の左官作業に似ている。作業員はコテやスクレーパーを使い、保護面に必要な厚さに塗布する。塗布後、気泡を取り除き、材料を圧縮してガラスフレークを特定の方向に並べ、硬化させて固める。樹脂材料とセメント材料では性質が異なるため、塗布の難易度は高くなる。
II.建設の主な特徴
- マニュアル操作: ガラスフレーク樹脂の塗布は手作業である。作業の質は作業員の技術と熟練度に大きく左右される。
- 表面品質管理: 防錆層の質、ガラスフレークの配列、厚さは、作業者の技術レベルと経験に依存する。
- シーリング要件: ガラス・フレーク防錆層は、特に端部、継ぎ目、コーナー部で完全に密閉されていなければならない。応力集中やフレークのズレを防ぐため、ガラスクロスなどの補強手段を使用する。
- 混合装置: 気泡の発生を最小限に抑えるため、施工中は混合装置を使用できるようにする。
- 安全保護: ガラスフレーク樹脂の作業環境は過酷で、火災や健康被害をもたらす。従って、安全対策は極めて重要である。
III.保護された金属シェルの構造と表面の要件
- 強度と剛性: 保護された金属シェルは、輸送中、設置中、施工中に防錆層が損傷しないよう、十分な強度と剛性を備えていなければならない。
- 建設条件: 金属製シェルの構造は、建設要件を満たし、手作業での装着が可能でなければならない。
- 溶接の要件: 溶接(またはリベット打ち)が必要な構造部品は、すべて建設前に完成させておかなければならない。その後に溶接が必要な場合は、適切な措置を講じなければならない。全ての外部配管フランジは開放されるべきであり、設備は設計仕様に従った検査に合格しなければならない。
- メンテナンスの条件 内部部品を含み、頻繁なメンテナンスが必要な機器は、ライニングを損傷することなく設置や修理ができるものでなければならない。
- 溶接構造: 金属製シェルは主に溶接構造を使用すべきである。特殊な事情によりリベットが必要な場合は、皿リベットを使用すべきである。
- 表面処理: 金属シェルの表面は、溶接スラグやバリがなく、きれいで滑らかでなければならない。溶接部分は平らで、突起が1mmを超えないこと。この高さを超える場合や粗い場合は、グラインダーで研磨する。
- サンドブラスト: メタルシェルは、厳しいサンドブラストと錆び落としを受けなければならない。
- 竣工前: すべての加工、溶接、圧力テスト、リークテストは建設前に完了していなければならない。施工後、シェルに溶接を施すことは許されない。
これらの対策に従うことで、排煙脱硫装置の防錆性能を効果的に高め、装置の寿命を延ばし、システムの安全で安定した運転を確保することができる。
